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奈良の作家さんをご紹介 Vol.1 ~つちや織物所~

ときのもりリヴレでは、
奈良を拠点に活動する作家さんの作品を取り扱っております。
心を込めて丁寧にものづくりをされている方々のことを
すこしでも多くのお客さまに知っていただければと思い、
このリヴレブログにて順にご紹介してまいります。

本日は、
「つちや織物所」さんについてご紹介いたします。

つちや織物所さんの工房は、近鉄奈良駅から車で20分弱の
平城宮跡を通り抜けてしばらく北へ走らせたところにあります。

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緑の豊かな地域に現れる、つちや織物所の土屋美恵子さんが出迎えて下さいました。
私たちが訪れたその日は、ちょうど「木綿手紡ぎの会」の活動日でした。

「手紡ぎの会」とは、
畑から綿を収穫して、糸に紡いで、布を織る。
そんな布づくりを目指す
つちや織物所さんが行う取り組みです。

さっそく、様子を拝見させていただくことに。

まず出迎えてくれたのは、綿の苗。
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こちらは収穫した綿から採った種を植えて、育てたもの。
またこの苗を畑に植えかえて、綿へと育てていくのだそう。
畑は工房から歩いて数分のところにあり、
これから植え替えの作業がはじまるとのことでした。

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綿から糸、そして布として作品が出来上がるまでの、本当に最初の姿を見ることができました。

綿の苗の奥に見えるのは、こちら。

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こちらは綿をつむいで糸にしたものがずらり。

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紡いだままのすがたでは弱いので、糊をつけて補強しているところだそう。


繊細な糸たちが糊をまとい、風になびく姿は、
なんとも美しく、思わずため息が漏れてしまいそうでした。

さて、こちらは収穫した綿たち。

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まだ中心に種が残っている状態です。

綿と種は密接にくっついているので、手で取ろうとすると
なかなか大変な作業。
そこで、つちや織物所さんでは古くから伝わるこんな道具を使用しているそうです。

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こちら。
写真左側中央に種のついた綿をそえて、(写真に写っていないのですが)手前にハンドルがあり、
それをぐるぐる回転させると、種だけが右側のカゴのなかへ落ちていくというもの。

綿のかたまりを数個手にとり、ぐるぐるとハンドルを回す。
無心になる作業です。それをなんども繰り返しおこなうと、、、


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このような白くてふわふわの綿だけの状態になるのです。
すこしつやを感じるような美しさをもっている綿たち。
人の手と、時間を丁寧にかけて一つひとつの工程がすすんでいることを感じます。

その後綿打ちという作業を経て、下の写真のような状態に。
この姿は皆さまにも馴染みがあるかもしれませんね。
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綿の準備が整いました。
次は、糸を紡いでいく作業です。使われるのは「糸車」という道具。


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「糸車」
写真右側のハンドルを回し、くるくると回転させることで、
写真左下の綿からどんどん糸がつむがれて、細い棒に巻き付けられていくというもの。

実際に体験させていだくことに。

糸車のそばに座り、
左手で綿をそっと持ち、右手でハンドルを回していく。
左手の綿を少しずつそっと後ろに引いていくことで、
綿から糸が紡がれていく。
単純な動きのようで、
糸車を回すスピードと、綿を後ろに引いていくスピードが上手く合わないと、
糸が太くなったり、細くなったり、途中で途切れてしまうことも。
なかなか繊細な工程でした。

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こちらは手紡ぎの会の方が紡がれた糸。
綿から糸へと姿をかえる工程にもまた、人の手と時間がかけられていることを実感。
人の手から、いくつもの工程を経て生まれた糸を見ると、
愛おしい気持ちでいっぱいになりました。

糸から布へと姿をかえるのに使われるのはこちらの道具。
「機織り機」

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機織り機に縦糸、横糸を通すのにもかなりの時間を要するとのこと。
真ん中の写真がちょうど、つちや織物所のスタッフの方たちが作業をされていたところです。
手紡ぎ糸は切れやすいため、様子を見ながら丁寧に作業をされていました。

ここまでご紹介してきましたように、
つちや織物所さんでは、綿の栽培、糸をつむぐところから、織りまで
すべて行っておられます。

ですが、つちや織物所さん作品すべてが、手織りというわけではございません。

頻繁にお洗濯が必要になるものなど、用途に合わせて機械織の作品もございます。
機械織の作品でも、手織りのような風合いを感じられるように作られているとのこと。
つちや織物所さんのものづくりへのこだわりと同時に、
使い手、お客さまへの思いやりも感じます。

長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
少しでも、ときのもりリヴレを通して「つちや織物所」さんの
丁寧に時間と手をかけたものづくりの良さが伝わっていますと幸いです。

ときのもりリヴレ店頭にて、
またみなさまにお伝えさせていただきますので、
お気軽にお声かけ下さいませ。

お電話でのお問い合わせはこちらまで。
0362772606

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

つちや織物所 http://www.tsuchiya-orimono.com/
作品一覧 http://www.tsuchiya-orimono.com/works

~リヴレにて取り扱いのある商品~
太織ティシュケース・太織ランチョンマット・つの袋・ストールなど
(詳しくは事前にお問い合わせいただけますと確実です。)